明くる日の朝君は言った


木漏れ日のテラス


白いテーブル


風にゆれるページ


美しく濡れた木の葉


もうここにはいられない


鏡をかすった僕の残像


ふりかえっても誰もいないけど


誰かがいるみたいでこわくなる


自分の世界にとじこめられてるような気がするけど


もうその影をけすことはできない


落ちてくる葉が紅にかわった


もうそんな季節だね


誰もいないベッドルームで笑う