青い青い 海の果て

白い白い 空の上


自転車で走ったあの夏の日

歩道に張り出した街路樹の下

木漏れ日がキラキラ水面のように

ダイヤモンドの形した太陽光線は

天高く昇った あのお月様のように



ねえ、見えないの?

あの美しい白い花


ねえ、聞こえないの?

あの純粋な鳥の声


本当に何も感じないの?



夏の青さにつつまれた赤も

春の鶯色に染まった薄紅も


君にあの色が見えないのは何のせい?

君が灰色に染まってるのは誰のせい?


朽ちてしまったボクラの地球?

汚れてしまったボクラの心?


青春の日のあの美しさ

汚れたはずの廃棄物さえ

あの夏の日に輝いてた


キラキラした水面のようなあの光は何処?

宝石をなげかけるあの太陽は何処?


・・・子供のようにあどけない君のあの瞳は何処?